各国の特徴・各国経済の特徴2

Hello! Morrieです^ ^

 

今日は、前回に引き続き各国の経済的特徴についてお話をしようと思います。当たり前ですが、各国の経済的特徴を知るということは、その国の通貨についても詳しくなるということです。経済レベルが上がると通貨のレベルももちろん上がりますからね^ ^

では、勉強していきましょう。

 

③オーストラリア

オセアニア屈指の経済大国・オーストラリアは、鉄鉱石や天然ガスといった豊富な天然資源を有しています。近年では広大な土地を生かした農業・畜産業の発展が目覚ましく、牛肉や羊毛の生産・輸出量は世界でもトップクラスです。

アジア諸国との経済的結びつきが強く、中でも中国は最大の貿易相手です。言い換えれば、オーストラリアは中国経済の影響を非常に強く受ける一面があり、チャイナショックが起きた際には豪ドルが大暴落しました。

しかし経済力にはしっかりとした底堅さがあり、投資資産としても十分な信頼性があります。景気を安定させるために利下げが進んでいますが、まだまだ高金利通貨である豪ドルはスワップポイント狙いのトレードにも重宝します。

 

④ドイツ

世界トップクラスの経済収支を誇るドイツは、今やEUを牽引するリーダー的存在の経済大国の地位を確立しています。とりわけ、EU相手国を中心とした貿易黒字が大きく、GDPのおよそ3割を輸出が占めています。

昔に比べだいぶ緩和されたとはいえ、ユニークな労働規制を敷いているのも注目すべき点。個人の権利を守るために夜間や日・祝日の労働を禁止し、日中の労働時間を厳しく規制することが、逆に効率的に使った無駄のない優れた労働生産性をもたらしています。

しかし、英国がEUを離脱することでドイツの経済的負担が今後ますます増大することが予想されており、ドイツ経済も決して安泰とは言えません。難民受け入れによる治安悪化や少子高齢化などの社会問題にどのように対応していくのか、多くの課題を抱えています。

 

⑤ユーロ圏

EU(欧州連合)に加盟しているおよそ30の国々は、「ユーロ」と呼ばれる統合通貨を使用しています。ユーロ圏を一つの「国」に見立てると、その経済力は圧倒的。GDPは世界トップクラスであり、関税撤廃というメリットを生かした相互加盟国間での貿易がユーロ圏の経済の基盤になっています。

しかし、2008年のリーマンショックをキッカケに各国の経済成長率はマイナスに転落。回復に向かう中で、経済力の弱さを露呈したギリシャの財政危機問題がEUに重くのしかかりました。さらに移民・難民の受け入れやテロ対策など様々な経済的負担も浮上してきました。

高いGDPを誇る英国がEUから脱退したことで、ユーロ圏の経済情勢はさらに悪化する可能性があります。英国の離脱はEUの連帯感を強める契機となるか、それともEUの終わりの始まりとなるか、今後の動向には細心の注意を払う必要があるでしょう。

 

 

皆さんどうでしたでしょうか、オーストラリア・ドイツ・EUと大きな力を持つ経済地域の話を今回はしました。各国・各地域共に必ず課題があり、注目すべき点があるということです。この知識があるだけでも、経済ニュースにいち早く反応し、トレードに生かすことができますね^ ^

 

では今回はこの辺で!

See you!!